
こんにちは!
毎日暑くてアイスが主食になっている私です。
今年の暑さは尋常じゃないし、こんな中尾行や張り込みをする調査員はきついだろうな…と考えてしまうのは職業病でしょうか(笑)
そう、前回のブログでは「あなたの知らない探偵の世界」と題して探偵についてフィーチャーしてみました!
今回はその続きです。
よろしければ最後までご覧ください🕵
探偵の仕事とは?具体的に紹介!
一般的なイメージとしては、ハンチング帽みたいなのをかぶって電柱に隠れて牛乳片手にあんぱんかじってる…みたいなことをよく言われますw
当たり前だけど全然そんなことないです(むしろ刑事さんのイメージと混同されてる?)
探偵はバレずに証拠を取ることが最大の目的なので、まず目立ってはいけません。
電柱に隠れてる人いたら怪しすぎですよね😨
いかに周囲に溶け込んで対象者に警戒されないかが一番大事です!
なので変装というほどじゃないですが、対象者の行動パターンにあわせた服装をすることもありますし、長時間の尾行だと途中でバレる可能性があるので上着やメガネや帽子、最近だとマスクなんかを途中で変えて印象を変える事も有効的です🕵
どんな証拠が必要かというと、例えば浮気調査の場合、一番ベストな証拠はやはりラブホテルに入るところと出てくるところがセットで撮れていることが理想的です✨
昨日は探偵の新人調査員の尾行の研修で、不倫カップルのフリをして渋谷の街をデートからのラブホの出入り(※あくまで入っただけ)とヤサ割りまでの一連の流れを行いました。
— maki🌸行政書士🏵×探偵🕵️♀️ (@xxxxx_girl) January 17, 2022
新人さんとは面識ないのでガチの案件のていで。
撮られる側になる事は普段ないので新鮮でした✨
新人教育も大事な仕事です🕵️♀️
ビジネスホテルや相手の自宅などだと、必ずしも不貞行為を行ってると限らないので証拠能力が弱いです。その点ラブホはその為の場所なので、入ってくれると正直よっしゃ!という気分になります。笑
逆に探偵泣かせの場所は、宿泊者専用フロアがあるような高級ホテル、セキュリティが高いマンション、車、職場内(!)などです。
逆にいうとこれらの場所で行為をすると立証されづらいということになりますが、このブログをお読みの方は悪用しないと信じています…!😂
なお証拠は「裁判になった時に勝てるか」という観点が大事なので、過去の判例を参考にしたり、最新判例などもチェックしたりしています(そこまで見てない探偵もいるかもですが…)
上記は調査員の仕事をざっくり紹介してみましたが、探偵といっても調査員だけではありません。
大きな組織になればなるほど役割が細分化されていて、お客さんとの相談を受けたり面談をする=仕事をとってくる人、調査員とお客さんの連絡係や調査員に指示を出したりする現場監督のような人、証拠を元に報告書を作成する人などがあります。
それもすべて探偵業務です。
私はほぼ一通りやってはいますが、主に仕事をとってくる役割としての経験が一番長かったです。
その為、多いときで1日20件ぐらいの相談が来るとして少なく見積もっても月に300件、年間にすると3~4千件の相談を受けてたので本当にありとあらゆる浮気のパターン(浮気だけじゃないですが)を聞いてきています🕵
大手探偵社に入社したばかりの時はまじで24時間365日お風呂に入ってる時以外は電話対応してたので、夜中泣きながらかかってきた電話に起こされる事とかもしょっちゅうでした。笑
飲み会の最中にべろべろに酔っ払って電話を受けて、次の日記憶にないけどなぜかアポとれてて受任になってるみたいなことも😂
探偵の時、新規相談者からの電話は24時間休日も出ていた。深夜寝ててもべろべろに酔っ払っててもデート中でもトイレでも…笑
— maki🌸行政書士🏵×探偵🕵️♀️ (@xxxxx_girl) January 15, 2021
今も当時の社長から「お前みたいな女はいない」と語り継がれていてあの頃があって今の私があると思う
あんな無茶はできないけど、開業しても相談者からの電話は大事にしたい
今思えば超絶ブラックでしたが、おかげで相当鍛えられたと思います。
行政書士と探偵を兼業するメリット・デメリット
行政書士と探偵を兼業してるというと珍しいね!などと言われますが、私にとっては普通でした。笑
なぜなら大手探偵社時代に、探偵で行政書士もやっているという方がちらほらいたからです!
行政書士という資格を知ったのも、本物の行政書士さんに初めて会ったのも探偵を通じてでした🕵
メリットとしては、やはり浮気調査の結果離婚に発展する事も多い(というか離婚前提で証拠を確保する人の方が多いかも)ので、離婚関係の業務に繋がりやすいことです。
お客さんに行政書士だけど探偵もやってるというとだいたいびっくりされる。
— maki🌸行政書士🏵×探偵🕵️♀️ (@xxxxx_girl) April 7, 2022
許認可の話から急に、実は離婚しようか悩んでて…と相談される行政書士はあまりいないと思われる😂
と言っても紛争性のある案件だと行政書士は関われないので、線引きが難しいところではあります。
当初は自分に知見があるという事もあり離婚関係の業務(協議書や公正証書の作成)をメインにしてこうと思ってましたが、その辺りの懸念もあり、現在は特に積極的に離婚業務に取り組んではいません。
あとは探偵というと覚えてもらいやすいので、初対面の人にインパクトは残せます😂
そういう意味ではブランディング的にも結果として役立っています✨
逆にデメリットとしては、なんといっても怪しいと思われることですね(笑)
探偵というと違法なことをしてるんじゃないかとか、職務上請求を濫用してるんじゃないかというイメージがあり、実際にそういう事件もあったりします。
面と向かってそのような事を言われる事もあるので、私は疑われないようにめちゃくちゃ慎重にしていて、逆に職務上請求をまだ一度も使ったことないぐらいです(探偵に関係なくても)
職務上請求の違法な利用は探偵業界が利用するのももちろん、それを受けてしまう士業にも問題があるので業界全体で是正していかないといけない問題かと思っています。
最後に
謎に包まれた探偵の世界、少しは伝わったでしょうか🕵
最後までお読みいただきありがとうございました✨