行政書士の実務シリーズ！【運送業許可の専門家、諸井佳子先生】～後編～

2023年1月25日 2023年2月7日

maki

こんにちは！

今回は運送業許可の専門家、諸井先生のお話の後編になります。

前回の記事はこちら↓

行政書士の実務シリーズ！【運送業許可の専門家、諸井佳子先生】～前編～

2023.1.25

こんにちは！またお久しぶりのブログ更新になってしまいました…！くしくも今日は行政書士試験の合格発表日ですね✨ 私もあれからもう2年も経ったのかと思うと感慨深いです😌 少しは成長...

さっそくいってみましょう✨

運送業許可の業務をやっていて、大変だったことは？

「前回はやっててよかったことを伺いましたが、逆につらかったこと、大変だったことなどはありますか？」

「そうですね。以前運送業許可を持つイベント会社様より、新たに車庫（駐車場）を設けたいとのご依頼がありました。土地購入後に農転、国道沿いの歩道切り下げ、特車など、様々な条件が絡む案件でした。土地家屋調査士の方と何度も国道事務所で協議を繰り返し、農転後やっと申請にこぎつけたのですが、土地購入代金が約1億円でしたので、『ダメだったらどうしよう』とメンタル的にきつかった経験があります。」

「1億円…！それは想像しただけでも胃が痛いです（笑）案件が大きくなるほど関わる人や金額も大きいでしょうし、それにまつわる責任も大きくなりますもんね。けどその分達成感もすごそうです😌」

運送業に興味がある方に一言！

最後に、これから行政書士として運送業許可の業務に関わっていきたい、興味があるという方に向けてメッセージをいただきました！

「ちょうど行政書士試験の合格発表もありましたし、これから運送業許可のお仕事をやりたい、興味があるという方もたくさんいらっしゃると思います。そんな方たちに向けて何かメッセージをいただいてもよろしいでしょうか？」

「もちろんです！運送業界は怖いイメージがあるかも知れませんが、全くそんなことはありません。運送業はコンプライアンスが厳しい業界ですので、経営者の方々もその意識が高く、人情味の厚い従業員想いの社長様が多い印象です。

私は運送業界で働いたこともありませんし、全くコネもなく、知り合いも1人もいない状態で、この業務を選びました。最初は『女性行政書士尚且つ、こんなおばちゃんが運送業なんて、需要が無いのではないか？』、とか、『若い男性行政書士の方がフットワークが軽そうで選ばれるのでは？』などと、勝手な思い込みをしていました。
そんな主婦上がりの私でも、今では100社以上の運送会社様から継続的にお仕事を頂いたり、ご紹介を頂いています。変動はありますが、約20社の企業様と顧問契約を結んでいます。日々新規案件獲得に疲弊するより、継続的に業務が発生し、信頼関係を築いていける運送業を選んで良かったと思っています。

運送業許可は難易度が高く、扱っている行政書士が少ないという印象です。ゆえに、『運送業専門の行政書士』は需要があり、『運送業専門の行政書士だから頼んだ』ともよく言われます。

ただ、運送業を扱いたいと思っても、役所の手引きだけでは対応できない部分も多く、参考書籍も少ないのが現状です。ぜひ当セミナーにご参加いただき、新規申請から各種認可、顧問契約に繋げる方法、派生業務全般を学んで頂ければと思います。一緒に日本経済の根幹である運送業界の縁の下の力持ちになりませんか？」

「私も運送業＝男性社会のイメージがありましたが、老若男女問わず活躍できる業界なんですね！それに運送関係の許認可って難しいんじゃないかと思いましたが、難しいゆえに専門性も高いし、お客様の信頼も獲得できて需要や単価が高いのも納得です。本当にありがとうございました✨」