行政書士の実務シリーズ!【運送業許可の専門家、諸井佳子先生】~前編~

こんにちは!

またお久しぶりのブログ更新になってしまいました…!

くしくも今日は行政書士試験の合格発表日ですね✨

私もあれからもう2年も経ったのかと思うと感慨深いです😌

少しは成長できてるのかな。。笑

さて今日は、行政書士業務の中でも平均単価が高く人気の『運送業許可』にスポットを当ててみました!

と言っても私は運送業についての知識が乏しいので、以前事務所にもご訪問させていただいた運送業のスペシャリスト、諸井佳子先生に再度登場していただきお話を伺いました✨

ちなみに前回の記事はこちらです↓

前回よりもさらに深掘りしてお話を伺ってるので、こんなに詳しく語っていただいてるのは非常に貴重かと🤩

またこれから何の業務を専門にしようかな?など迷ってる方にも大いに参考になると思います!

対談形式でお送りしますので、最後までご覧ください💪✨

運送業許可の魅力とは?

「諸井先生お久しぶりです!さっそくですが、運送業の許認可はこんなところがおもしろい!やりがいを感じる!という点があったら教えてください」

「そうですね、運送業は単発業務が少なく、ほぼ継続業務になるので、お付き合いの期間が長くなり、信頼関係が築けて仲良くなれます。そこから、個人的な相談(相続など)が来ることもあり

ますね」

「ほぼ継続業務というのは、一般の許認可だといわゆるスポット業務が多いので非常に魅力的ですよね🤩」

「そうですね。数年前の軽井沢のスキーバスツアーの痛ましい事故があったのは記憶に新しいと思いますが、それ以来運送業界のコンプライアンスはなお一層厳しくなりました。ただでさえ通常業務が忙しい上に、頻繁な法改正、数年に一度入る巡回指導(※国交省委託機関の職員が営業所に来て法令遵守につき評価をし、点数が悪いと行政処分に繋がる)、ドライバー教育など、輸送の安全の観点から法律で決められた業務が山のようにあります。行政書士はただ許認可を取るだけでなく、その後のフォローやアドバイスなども求められることが多く、必要とされている実感があり、また喜んでもらえるところに、やりがいを感じています。そしてここが顧問契約につながるところでもあります」

「ただ許可をとって終わりというわけではなく、その後も重要な役割を担うんですね。それは責任の重い分、やりがいがありそうです!」

他の許認可業務との違い

「運送業特有と言いますか、他の許認可と比べて何か違う点などはありますか?」

「はい。私が扱っている業務は、運送業関係の他に建設業許可、産業廃棄物収集運搬業許可、相続・遺言、紹介の場合は、農転やその他の許認可も対応しています。他の業務に比べて、派生率、リピート率が高いこと。また一つ一つの単価が高いと思います。年1の報告書2種類、営業所や車庫の移転・新設・面積変更、役員等変更、利用運送、軽貨物、Gマークなどの認証制度、収運・倉庫業などの関係業務、巡回指導などのコンサルティング業務など多くの業務に派生していくところ。コンプライアンスが厳しいことにより、顧問契約に結びつきやすいところですね」

「運送業許可の周辺業務だけでそんなにあるんですね!しかもそれぞれ専門性が高いのでお客様からの信頼も得られて、顧問契約に繋がりやすいのも魅力です。難しいゆえに単価が高いのも納得ですね✨」

この仕事をやっててよかったと思った事は?

「諸井先生がお仕事をされてきた中で、やっててよかったと感じたエピソードは何かありますか?」

「以前、ある運送会社様が火災に見舞われ、倉庫と営業所が全焼してしまったことがありました。その会社にDMを送っていたことから、弊所に連絡が入りました。憔悴しきっている高齢の社長ご夫婦の方を目の前に、『私が力になる!』と意気込みました。

焼け焦げて消火の為湿った書類のコピーをお預かりし、情報を把握。営業所・車庫の移転、車両関係、資格者の変更、資格者証の再発行などの手続きをしました。社長ご夫婦も大変喜んで下さり、その後も報告書等のご依頼を定期的に頂いています。

火事の直後は、そのまま会社を畳んでしまおうかと悩まれたそうですが、娘さんやお孫さんの支えもあり、現在もお元気に会社を経営なさっています。

私もほんの少しではありますが、お力になれたことが、運送業の業務をやっていて良かったと思った経験です」

「倉庫と営業所が全焼…!そんな絶望的な状況の中で、諸井先生の存在は本当に心強かったと思います。諸井先生のお人柄が伝わるお話ですね😌」

 

運送業について興味深いお話の数々が聞けましたが、スペースの都合上一旦ここで終了になります💦

次回この続きは後編でお楽しみください!

それでは✨

 

 

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